PMOに役立つ資格

PMOに資格は必要か

PMOになるためになにか資格が必要だということはありません。しかしPMOの業務をするにあたり持っていると役に立つ資格や、転職時に有利になる資格はあります。
そもそもPMOは何か目に見える成果を出せる仕事ではありません。プロジェクトを円滑に進めるために支えるチームです。そのため、チーム外から評価されるのが難しいのが現状です。こうしたことからPMOに関する資格を持っていると差別化ができてアピールになります。プロジェクトマネジメントは日本だけでなく世界でおこなわれています。PMPのような共通言語化された資格を持っているとプロジェクトマネジメントの汎用的な知識をどれくらい持っているのかがわかります。
また採用側から見た場合、資格取得までのプロセスを参考にすることが多いようです。PMOの資格に必要な知識をどうやって収集し、どのようにして学習したのかなどを見ています。また、その資格で培った知識を実際の現場でどのように活かしたのかもよく質問されます。PMOの資格を取得したからといって、それだけで優秀だということにはなりません。常に経験を積んでスキルアップしていくことが重要です。

プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定

日本PMO協会が監督する資格です。PMO初心者を対象とした試験になっています。日本PMO協会が指定したNPMO認定教材を修了していることが受験条件になります。受験料は一般で14,300円、会員だと9,900円です。試験時間は90分、WEB上でおこなう選択式です。正解率75%以上で合格となります。事前にeラーニングなどで受講する教材から出題されます。プロジェクト現場における基本的なプロジェクトマネジメントの知識やスキルが問われ、プロジェクト宣言書、RACIチャート、WBS、リスク管理など、豊富な専門用語が学べます。PMOだけでなく、プロジェクトメンバーの育成にも使える内容ばかりです。

PMOスペシャリスト認定

同じく日本PMO協会が監督する資格で、こちらの方がよりPMOの資格として有名です。受験資格は、指定のNPMO教材を修了しているか、アソシエイト認定を取得した人です。受験料は一般で14,300円、会員だと9,900円です。試験時間は90分、WEB上でおこなう選択式です。正解率80%以上で合格となります。アソシエイトと同じように講習教材から出題されます。アソシエイトよりも専門性のある実務に重点を置いた試験になっています。実践的な内容となっており、リスクの抽出、品質やコストの目標、指標など、基本的なスキルのほかにそれをどう使うかが問われます。

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